保険金詐欺で接骨院院長ら逮捕…交通事故で連日通院 和歌山
交通事故で通院したと装い保険金約270万円をだまし取ったとして、和歌山県警交通指導課などは30日、詐欺容疑で阪田接骨院鍼灸(しんきゅう)院(和歌山市雄松町)経営の阪田純宏(52)=同市三沢町▽同院の柔道整復師、半田典久(41)=同市船所=の両被告(いずれも詐欺罪で起訴)を再逮捕。同市大垣内の塗装業の男(27)と妻(28)を逮捕した。
阪田、半田両容疑者は容疑を認め、夫婦は「けがを負って通院した」と容疑を否認しているという。
逮捕容疑は、共謀して交通事故に遭った夫婦と子供2人が同院で治療したように装い、同院が施術費名目で約103万円、夫婦が慰謝料などの名目で約168万円を保険会社に不正請求しだまし取ったとしている。
同課によると、夫婦は昨年11月24日、車同士のサイドミラーが接触する事故に遭い、同月26日から今年2月26日まで、ほぼ連日通院したように装っていたという。同様の手口での余罪があるとみて調べている。
2015.7.31